ドリップ式コーヒーメーカー 徹底比較 2026年版|容量・消費電力・機能で選ぶ4機種
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今回比較するのはこちらの4機種
パナソニックコーヒーメーカー 2025年モデル(NC-A58)
NC-A58は、豆を挽くところから蒸らし、抽出、そしてミルの洗浄までを自動でおこなうコーヒーメーカーです。豆の挽き方を選べるメッシュフィルターと、リッチ・マイルド・ストロングという淹れ方のコースを組み合わせることで、好みに応じた味わいのコーヒーを楽しめるのがうれしいところですね。
抽出後は自動で保温に切り替わり、保温開始から30分後に設定温度を下げることで、コーヒーが煮詰まりにくくなっています。本体の幅は15.2cmで、置き場所を選ばずに常設しやすい大きさです。
独自の機能
- ストロングコース沸騰循環によって一投目から高温で抽出し、深い苦味とコクのあるコーヒーに仕上げます。
- 挽き分け×淹れ分け2種類のフィルターによる豆の挽き分けと、リッチ・マイルド・ストロングの淹れ分けを組み合わせて、6種類のコーヒーを楽しめます。
- デカフェ豆コース蒸らしと抽出のプログラムをカフェインレス豆に合わせて調整し、コクのある一杯に抽出します。
- ミル部シャワーオートクリーニング蒸らしの前にミル部分を自動で洗浄します。
前モデル(NC-A57・2018年発売)からの変更点
消費電力は770Wで、前モデルNC-A57の800Wから30W少なくなっています。本体の寸法は幅15.2cm×奥行27.2cm×高さ34.9cmとなり、前モデルの幅22.0cm×奥行24.5cm×高さ34.5cmから形が変わったほか、一度に作れる分量も4カップ(545ml)となり、前モデルの5カップ(670ml)より少なくなっているのです。
象印EC-YS100
象印EC-YS100は、コーヒーカップ約10杯分を一度に淹れられる大容量タイプのコーヒーメーカーです。ヒーターを使わずに保温する「プッシュボタン式まほうびんタイプのステンレスサーバー」を採用しており、電気を使わずに淹れたての温度と香りを保ちます。
大容量でも注ぎやすいプッシュボタン式の抽出口を備えているほか、抽出スタート時刻を設定できる24時間予約タイマーも搭載していて、朝の忙しい時間にも重宝しそうです。カラーはステンレスブラック(XB)です。
独自の機能
- まほうびんタイプのステンレスサーバーヒーターを使わずに保温するため、煮詰まらずに淹れたての美味しさが長く続きます。
- プッシュボタン式抽出口約10杯分の大容量でも注ぎやすいプッシュボタン式を採用しています。
- 24時間予約タイマー抽出をスタートする時刻をあらかじめ設定できます。
- デジタル時計表示予約タイマーを使わないときは、現在時刻を表示します。
タイガーコーヒーメーカー 2025年モデル(ADC-G060)
コーヒーメーカー ADC-G060は、テイストマイスターというパーツをセットする向きで変えるだけで、マイルドとストロングの2種類の濃さを調節できる製品です。お湯をシャワー状に注いでじっくり蒸らしながら抽出する方式を採用し、フィルターケースはリブを深くした形状になっています。
定格消費電力は690Wで、6杯抽出にかかる時間は7分30秒です。サーバーにドリップするほか、専用のカップトレイを使ってマグカップに直接ドリップすることもできます。
独自の機能
- テイストマイスターセットする向きを変えるだけで、マイルドとストロングの2段階に濃さを調節できます。
- シャワードリップシャワー状のお湯でまんべんなくじっくり蒸らしながら抽出します。
- まる洗いフィルター前面パネルとフィルターケースが一体になっており、丸ごと洗えます。
- 着脱式水タンク本体から外して給水でき、目盛りも付いています。
東芝HCD-L50M
HCD-L50Mは、コーヒー豆を挽くところから抽出までを1台でこなすコーヒーメーカーです。ミルを内蔵しているため、飲む直前に豆を挽いて、香りが逃げる前のコーヒーを淹れられるのはうれしいですね。
蒸らしドリッパーはサイフォンパイプの長さを変えられる可変式で、リッチテイストとライトテイストを選んで淹れることができます。水道水の残留塩素をカットする浄水フィルターや、アイスコーヒー用のアイスバスケットも備えています。
独自の機能
- ミルコーヒー豆を挽く工程から本体1台でこなせるので、抽出する直前に豆を挽いて淹れられます。
- 浄水フィルター水道水に含まれる残留塩素の約90%以上をカットした湯で抽出できます。
- 蒸らしドリッパー(可変)サイフォンパイプの長さを変えられるので、リッチテイストとライトテイストを選んで淹れられます。
- アイスバスケット氷を入れてボトルにセットし、ドリップしたてのコーヒーをその場で急冷できます。
項目ごとの比較
容量(カップ数)
容量は、一度にどれくらいの量のコーヒーを作れるかを示す数値です。
容量が大きいほど、一度に多くの人数分をまとめて淹れられます。容量が小さい機種は、少人数分をこまめに淹れたいときに扱いやすくなるでしょう。
象印EC-YS100は1350(コーヒーカップ10杯)とまとまった量を一度に淹れられる数値です。パナソニックNC-A58は4カップ(545ml)、タイガーADC-G060は0.81L、東芝HCD-L50Mは2~5と、人数に合わせて選べる幅があります。
消費電力
消費電力は、動作中にどれくらいの電力を使うかを示す数値です。
消費電力が小さいほど、動作中に使う電力を抑えられます。数値が大きい機種は、その分だけ電力を多く使う設計になっているのです。
東芝HCD-L50Mは505Wと4機種の中で最も小さく、象印EC-YS100の800Wとの差は295Wです。消費電力の小ささを重視するなら、東芝が候補になるでしょう。
本体の大きさ
幅や奥行きが小さいほど、置ける場所の選択肢が広がります。高さのある機種は、上に棚や扉がある場所に置くときに確認が必要になるでしょう。
タイガーADC-G060は幅15.4cmとほかより狭く、象印EC-YS100は高さ37.5cmと最も高い数値です。東芝HCD-L50Mは幅222mm・奥行211mm・高さ268mmと示されています。設置スペースを絞り込みたい人は、この数値を測っておきましょう。
ミル
豆の挽き分け: ○
ミルは、コーヒー豆を挽く機能です。豆のままの状態から挽いて淹れられるかどうかに関わります。
ミルを搭載した機種は、豆を挽きたての状態で使えるため香りを重視したい人に向くでしょう。豆の挽き分けができると、粗さの好みに合わせて調整できる余地も生まれます。
パナソニックNC-A58はミル搭載○・豆の挽き分け○と示されており、豆から挽いて楽しみたい人に向く数値です。東芝HCD-L50Mは●と示されています。
淹れ方・コース
デカフェ豆コース: ○
淹れ分け: ○
アイスコーヒーモード: ○
ホット: 5
アイス: 5
淹れ方・コースは、抽出時に選べる設定の種類を示す項目です。
選べるコースが多い機種は、豆の種類や飲みたい温度に合わせて細かく調整できます。コースがシンプルな機種は、操作で迷いにくいという面があるのではないでしょうか。
パナソニックNC-A58はデカフェ豆コースやアイスコーヒーモードなど複数のコースを備えており、淹れ方を細かく選びたい人に向きます。東芝HCD-L50Mはホット5種・アイス5種、タイガーADC-G060はドリップ式と示されています。
保温
煮詰まり軽減保温: ○
保温自動OFF: ○
保温は、抽出したコーヒーを温かい状態で保つ機能です。
保温自動OFFがあると、つけっぱなしのまま長時間保温してしまうことを防げます。煮詰まり軽減保温があると、時間が経っても風味の変化を抑えやすくなるでしょう。
パナソニックNC-A58はマイコン保温・煮詰まり軽減保温・保温自動OFFの3つが示されています。東芝HCD-L50Mは●と示されており、保温機能を備えています。
水容器・浄水
着脱式水容器: ○
着脱式水タンク: ●
水容器や浄水フィルターは、給水のしやすさや使う水の質に関わる項目です。
着脱式の水容器やタンクは、給水や洗浄のときに本体から外せるため手入れがしやすくなります。浄水フィルターがあると、水道水のにおいなどが気になる人に向くでしょう。
東芝HCD-L50Mは浄水フィルター・着脱式水タンクの両方が●と示されています。パナソニックNC-A58は着脱式水容器が○、タイガーADC-G060は水容器の容量が0.84Lと示されています。
そのほかの機能
スウィング式バスケット: ○
高温抽出: ●(約95°C)
蒸らしドリッパー: ●(可変)
アイスバスケット: ●
マグカップ: 3
フィルター: 紙
食器洗い乾燥機対応: ●
そのほかの機能には、各機種が個別に備える付加機能がまとめられています。
自動洗浄や食器洗い乾燥機対応の部品があると、日々の手入れの手間を減らせるでしょう。アイス専用のバスケットや高温抽出のように、特定の淹れ方に特化した機能もあります。
パナソニックNC-A58はミル部シャワーオートクリーニングとスウィング式バスケットを備えています。東芝HCD-L50Mは高温抽出(約95°C)、蒸らしドリッパー、アイスバスケット、食器洗い乾燥機対応など複数の機能が示されています。手入れのしやすさやアイス対応を重視する人には、それぞれの機能を比べてみてください。
質量
軽い機種は、水を入れたり置き場所を変えたりするときの負担が少なくなります。重さのある機種は、動作中に本体が安定しやすい面があるでしょう。
タイガーADC-G060は1.9kgと最も軽く、象印EC-YS100の4.1kgとの差は2.2kgです。持ち運びや移動のしやすさを重視するなら、この軽さを確かめてみてください。
消費電力の差は毎日の電気代に響きます
抽出中に消費する電力は、HCD-L50Mが505Wと4機種の中でもっとも小さく、次に消費電力が小さいADC-G060の690Wとの間には185Wの差があります。コーヒーメーカーは毎日、場合によっては1日に何度も使う家電なので、この185Wという差は使うたびに少しずつ積み重なっていくわけです。
抽出時間自体は短くても、朝と夜の両方で使う家庭ほど、この消費電力の小ささが効いてくるでしょう。
NC-A58は770W、EC-YS100は800Wで、この2機種は抽出中の消費電力という点では近い数字になっています。消費電力の小ささを重視するなら、HCD-L50MとADC-G060の690Wという数字が候補として目に留まるのではないでしょうか。
一度に淹れられる量はメーカーごとに違います
容量ではEC-YS100が1350、コーヒーカップ10杯分とされており、4機種の中でもっとも多く淹れられます。来客が多い家庭や、家族の人数が多くまとめて淹れておきたい人には、この容量の大きさが便利に働くでしょう。
対してNC-A58は4カップ(545ml)、ADC-G060は0.81L、HCD-L50Mは2〜5杯分と、日常的に1人分から数人分を淹れる使い方に合う容量になっています。特にNC-A58は4機種の中でも一度に淹れられる量が小さく、来客用にまとめて淹れるというより、普段使う分だけをそのつど淹れ直す使い方に向いているといえます。
ミルや保温などの機能に差があります
NC-A58はミルを搭載し、豆の挽き分けにも対応しています。さらにコース選択やデカフェ豆コース、淹れ分け、アイスコーヒーモードなど、抽出の工程を細かく調整できる機能がそろっているのです。
保温についても、マイコン保温に加えて煮詰まりを軽減する保温や保温の自動OFFが備わっており、淹れてから時間が経った後の風味にも配慮された作りといえるでしょう。
HCD-L50Mもミルと保温機能を備えています。加えて浄水フィルターと着脱式の水タンクを備え、約95°Cでの高温抽出や可変式の蒸らしドリッパー、アイスバスケットといった抽出まわりの工夫があり、フィルターは紙、食器洗い乾燥機にも対応しています。
ホットとアイスにはそれぞれ5つのコースがある一方、エスプレッソのコースはありません。
ADC-G060は水容器の容量が0.84Lです。幅15.4cmという本体サイズと合わせて、コンパクトに使いたい人に向いた作りになっているのではないでしょうか。
本体の大きさと重さは置き場所を左右します
置き場所に関わる本体の外形寸法を見ると、ADC-G060は幅15.4cmと4機種の中でもっとも幅が小さく、置き場所の候補が限られるキッチンでも設置しやすいサイズです。ただし奥行は27.2cmとやや大きいので、幅は抑えられていても奥行き方向のスペースは確保しておきましょう。
重さは1.9kgと4機種の中でもっとも軽く、置く場所を変えたいときにも扱いやすい重さといえます。
EC-YS100は幅27cm・奥行20cm・高さ37.5cmで、4機種の中でもっとも背の高い形状です。重さも4.1kgともっとも重く、容量の大きさ(1350、コーヒーカップ10杯分)と合わせて考えると、頻繁に置き場所を動かすよりも、決まった場所に据え置いて使うタイプの機種だといえるでしょう。
HCD-L50Mは幅222mm・奥行211mm・高さ268mmで、高さは4機種の中でもっとも低く抑えられています。重さも約2.1kgと軽く、ADC-G060の1.9kgに次ぐ軽さです。
NC-A58は重さ3.2kgです。
まとめ
抽出中の消費電力を抑えたい人にはHCD-L50Mが向いており、次に消費電力が小さいADC-G060との差は185Wあります。一方で、一度に淹れられる量やミル・保温・浄水まわりの機能は機種ごとに大きく違うので、普段どれくらいの量を淹れたいか、どんな機能を使いたいかによって選ぶ機種は変わってくるはずです。
目的別に選ぶなら
抽出中の消費電力を抑えたい
東芝 HCD-L50M
| 消費電力 | 505W |
|---|
抽出中の消費電力はHCD-L50Mが505Wで4機種の中でもっとも小さく、次に消費電力が小さいADC-G060の690Wとの差は185Wです。コーヒーメーカーは毎日繰り返し使う家電なので、抽出のたびに生まれるこの185Wの差は、使う頻度が高い家庭ほど積み重なっていくのです。
電気代を少しでも抑えたい人には、この消費電力の小ささが選ぶ決め手になるのではないでしょうか。
どれを選ぶべきか
パナソニックコーヒーメーカー 2025年モデル(NC-A58)
NC-A58はミルを搭載し、豆の挽き分けにも対応しているので、豆から挽きたての一杯を毎回淹れたい人に向いているでしょう。コース選択やデカフェ豆コース、淹れ分け、アイスコーヒーモードまで揃っており、飲み方に合わせて抽出を細かく変えたい人にも合うはずです。
ただし容量は4カップ(545ml)と4機種の中でもっとも小さいので、来客時にまとめて淹れておきたい使い方にはあまり向きません。
象印EC-YS100
EC-YS100は容量が1350、コーヒーカップ10杯分とされており、4機種の中でもっとも多く淹れられます。来客が多い家庭や、家族の人数が多くまとめて淹れておきたい人に向いているといえます。
ただし消費電力は800Wと4機種の中でもっとも大きく、重さも4.1kgと4機種の中でもっとも重いので、その点は置き場所や使う頻度を考える材料にしてみてください。
タイガーコーヒーメーカー 2025年モデル(ADC-G060)
ADC-G060は幅15.4cmと4機種の中でもっとも幅が小さく、重さも1.9kgともっとも軽いので、置き場所の幅に制約があるキッチンや、使うたびに動かしたい人に向いています。水容器の容量は0.84Lです。
奥行は27.2cmと4機種の中でもっとも大きいので、幅は抑えられていても奥行き方向のスペースは確保しておいてください。
東芝HCD-L50M
HCD-L50Mは抽出中の消費電力が505Wと4機種の中でもっとも小さく、次に小さいADC-G060の690Wとの差は185Wあります。毎日使う家電だからこそ、この差を電気代の面で重視したい人に向いているでしょう。
ミルや保温機能に加えて浄水フィルターや着脱式の水タンクも備えていますが、容量は2〜5杯分とEC-YS100の10杯分に比べると少なめなので、一度に多く淹れたい人には物足りない場合があります。



