石油ファンヒーター 徹底比較 2026年版|部屋の広さと電気の使い方で選ぶ3機種
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今回比較するのはこちらの3機種
コロナヒーター 2026年モデル(FH-M2526Y)
ダイニチヒーター 2026年モデル(FW-3226NC)
トヨトミヒーター 2025年モデル(LC-33FF)
項目ごとの比較
燃料・熱源
3機種とも灯油を燃やして暖める方式で、タンク容量は1回の給油で入れられる灯油の量を示します。容量が大きいほど、給油の間隔を空けられます。
ダイニチ FW-3226NCとトヨトミ LC-33FFのタンクは5Lで、コロナ FH-M2526Yの3.6Lより1.4L多く入ります。そのぶん寒い時期の給油の回数を減らせますが、満タンにしたタンクは重くなり、給油所から運ぶときの負担は大きくなるでしょう。コロナ FH-M2526Yは給油の回数が増える代わりに、1回に持ち運ぶタンクが軽く済みます。
給油の手間を減らしたい人にはダイニチ FW-3226NCかトヨトミ LC-33FFが合います。タンクを持ち運ぶ負担を軽くしたい人には、コロナ FH-M2526Yを検討してみてください。
適用畳数(木造)
木造住宅で、その機種が暖められる部屋の広さの目安です。木造は熱が逃げやすいため、コンクリート造より狭い畳数が示されます。
ダイニチ FW-3226NCとトヨトミ LC-33FFは9畳で、コロナ FH-M2526Yより2畳広い部屋まで受け持てます。一方で、狭い部屋に広い畳数向けの機種を置くと、すぐに暖まりすぎて火力を絞った運転が続くことになりますよね。
木造で8〜9畳の部屋を暖めるならダイニチ FW-3226NCかトヨトミ LC-33FFを選びます。7畳までの個室なら、コロナ FH-M2526Yで足りるはずです。
適用畳数(コンクリート)
鉄筋コンクリート造の住宅で、その機種が暖められる部屋の広さの目安です。気密や断熱が高い住まいでは、木造より広い部屋まで対応できます。
ダイニチ FW-3226NCとトヨトミ LC-33FFは12畳で、コロナ FH-M2526Yより3畳広い部屋まで受け持てます。マンションのリビングのように広めの部屋で使うなら、この3畳の差が暖まり方の余裕につながるはずです。コロナ FH-M2526Yは9畳までの部屋に合わせた大きさで、個室で使うときに火力を持て余しにくくなります。
マンションで10畳を超える部屋に置くなら、ダイニチ FW-3226NCかトヨトミ LC-33FFが合います。9畳までの部屋ならコロナ FH-M2526Yで足ります。
暖房出力
最も強く燃やしたときと、最も弱く燃やしたときに出せる熱の量です。最大値が大きいほど冷えた部屋を早く暖められ、最小値が小さいほど暖まった後に控えめな火力で運転を続けられます。
最大値ではトヨトミ LC-33FFがコロナ FH-M2526Yより0.75kW、ダイニチ FW-3226NCが0.7kW大きく、朝の冷え切った部屋を暖め始めるときに力の差が出るでしょう。反対に最小値はコロナ FH-M2526Yがいちばん小さく、トヨトミ LC-33FFより0.13kW、ダイニチ FW-3226NCより0.08kW低くまで火力を絞れます。狭い部屋で暑くなりすぎるのを避けたい場合は、この低い側の値が効いてきます。
広めの部屋を素早く暖めたい人にはトヨトミ LC-33FFかダイニチ FW-3226NCが合います。個室で弱い火力を長く続けたい人には、コロナ FH-M2526Yを検討してみてください。
消費電力
石油ファンヒーターは灯油で暖めますが、点火やファンを回すために電気も使います。点火の瞬間に電力が最も大きくなり、燃焼中は火力に応じて小さな電力で動きます。
燃焼中の消費電力は、コロナ FH-M2526Yが強で14W、弱で8.5Wです。ダイニチ FW-3226NCは大火力時98W、小火力時52Wで、強い側で84W、弱い側で43.5Wの差があります。長い時間つけっぱなしにする家庭では、この差が電気代に積み重なっていくはずです。一方で点火時の最大はダイニチ FW-3226NCが370Wで、コロナ FH-M2526Yの650Wより280W小さく、ほかの家電と同じコンセントやブレーカーを使うときに余裕が生まれます。
燃焼中の電気の使用量を抑えたい人には、コロナ FH-M2526Yが合います。点火の瞬間の電力を抑えたい人には、ダイニチ FW-3226NCを検討してみてください。
待機時消費電力
電源プラグを差したまま運転していない間に使い続ける電力です。シーズン中、ずっとコンセントにつないでおく家庭では、この値が毎日かかります。
コロナ FH-M2526Yは0.9W、ダイニチ FW-3226NCは1Wで、差は0.1Wです。どちらもごく小さな値で、暮らしの中で違いを感じる場面はほとんどないでしょう。
待機時消費電力は、コロナ FH-M2526Yがわずかに小さくなっています。ただし差が小さいため、この項目は機種を選ぶ決め手にはなりにくいですね。
運転音
運転中に出る音の大きさで、数値が小さいほど静かです。夜や寝室で使う場合は、強い燃焼より弱い燃焼のときの値が参考になります。
コロナ FH-M2526Yは強燃焼時33dB、弱燃焼時21dBで、ダイニチ FW-3226NCより強い側で2dB、弱い側で3dB小さくなっています。就寝前やテレビを見ながら火力を落として使う時間が長い人ほど、この差を感じやすくなるはずです。
運転音を小さくしたい人には、コロナ FH-M2526Yをおすすめします。
点火までの時間
スイッチを入れてから火がつき、温風が出始めるまでの時間です。短いほど、寒い朝や帰宅直後にすぐ暖まり始めます。
コロナ FH-M2526Yは秒速点火で7秒、通常点火で55秒です。ダイニチ FW-3226NCの35秒と比べると、秒速点火なら28秒早く、通常点火では20秒遅くなります。コロナ FH-M2526Yは使い方によって、3機種のなかで最も早くも遅くもなる機種なのです。
すぐに温風が欲しい人には、秒速点火を使えるコロナ FH-M2526Yが合います。点火方式を選ばずに一定の時間で立ち上げたい人には、ダイニチ FW-3226NCを検討してみてください。
タイマー
決めた時刻に運転を始めたり止めたりする機能です。起きる前に部屋を暖めておく使い方や、寝る前の消し忘れを防ぐ使い方ができます。
3機種ともタイマーを備えています。この項目では機種を選び分ける必要はありませんね。
本体の大きさ
本体の外形寸法で、置き場所に必要なスペースが決まります。
コロナ FH-M2526Yは、3つの寸法のうち2つが他の2機種より小さく、残る1つだけが8〜11mm大きくなっています。個室の隅や机の横など限られた場所に置きやすい反面、暖められる広さも一段小さい機種です。ダイニチ FW-3226NCとトヨトミ LC-33FFは、ほぼ同じ大きさといえます。
置き場所を取らない機種を選びたいなら、コロナ FH-M2526Yが合います。ダイニチ FW-3226NCとトヨトミ LC-33FFは大きさがほとんど変わらないため、ほかの項目で比べてみてください。
質量
最も軽いのはダイニチ FW-3226NCで、最も重いコロナ FH-M2526Yとの差は0.5kgです。コロナ FH-M2526Yは本体が最も小さい一方で、質量は3機種のなかで最も重くなっています。トヨトミ LC-33FFはその間に入ります。
部屋から部屋へ運ぶ機会が多い人には、ダイニチ FW-3226NCが合うでしょう。ただし3機種の差は0.5kgの範囲に収まっています。
適用畳数で2つのクラスに分かれます
適用畳数を見ると、FH-M2526Yは木造7畳・コンクリート9畳まで、FW-3226NCとLC-33FFはともに木造9畳・コンクリート12畳までと、3機種は大きく2つのクラスに分かれます。木造なら2畳、コンクリートなら3畳の差がありますから、まず暖めたい部屋の広さがどちらに入るかを確かめてみてください。
候補をすぐに絞り込めるはずです。
暖房出力の最大値も同じ分かれ方をしていて、FH-M2526Yの2.5kWに対し、FW-3226NCは3.2kW、LC-33FFは3.25kWです。上のクラスの2機種の差は0.05kWしかないため、この2台は暖める力では横並びと考えてよく、どちらにするかはほかの項目で決めることになりそうです。
最小出力はこれと逆の順番で、FH-M2526Yの0.66kWがいちばん低く、FW-3226NCの0.74kW、LC-33FFの0.79kWと続きます。部屋が暖まったあとも火を小さくして燃やし続けたい場合は、最小出力が低いほど暑くなりすぎずに済むでしょう。
タンクの大きさと本体の重さは別に考える必要があります
タンク容量はFW-3226NCとLC-33FFが5L、FH-M2526Yが3.6Lで、1.4Lの差があります。同じ火力で燃やす場合はタンクが大きいほど給油の間隔が空くので、灯油を運ぶ手間を減らしたい人には5Lの2機種が向いているといえます。
本体の外形寸法は、FH-M2526Yが312x390x307 mm、FW-3226NCが371x429x299 mm、LC-33FFが376x428x296 mmです。FH-M2526Yは3つの寸法のうち2つがほかの2機種よりひと回り小さいため、狭い場所にも置きやすくなっています。
ただし、そのぶんタンクも小さくなっているのです。
一方で、質量は本体の大きさの順になっていません。いちばん小さいFH-M2526Yが7.9kgでいちばん重く、ひと回り大きいFW-3226NCが7.4kgでいちばん軽いため、両者には0.5kgの差があります。
持ち運びやすさを重視するなら、本体の小ささではなく質量を見て選んだほうが確実ではないでしょうか。
運転中の電気と音はFH-M2526Yが控えめです
燃焼中の消費電力は、FH-M2526Yが14~8.5W、FW-3226NCが大火力時98W・小火力時52Wです。強く燃やしているときで84W、弱く燃やしているときで43.5Wの差がありますから、毎日長時間つけておく家庭ほど、FH-M2526Yの消費電力の低さが効いてくるはずです。
ただし点火時の最大はFH-M2526Yが650W、FW-3226NCが370Wなので、この場面に限ってはFW-3226NCのほうが280W少なくなっています。
運転音はFH-M2526Yが強燃焼時33dB・弱燃焼時21dB、FW-3226NCが最大35dB・最小24dBです。強く燃やしているときで2dB、弱く燃やしているときで3dB、FH-M2526Yのほうが静かになります。
寝室や勉強部屋のように音が気になりやすい部屋で、弱火のまま使うことが多いなら、この差は選ぶ理由になりますよね。
点火までの時間は、FH-M2526Yが秒速点火で7秒、通常点火で55秒、FW-3226NCが35秒です。FH-M2526Yは秒速点火ならFW-3226NCより28秒早く暖房を始められますが、通常点火では20秒長くかかります。
寒い朝にすぐ暖まりたい人がFH-M2526Yを選ぶなら、秒速点火で使うことが前提になるでしょう。
まとめ
使っていないときの電気代を少しでも抑えたいならコロナのFH-M2526Y、部屋から部屋へ持ち運ぶことが多いならダイニチのFW-3226NCが合います。木造9畳・コンクリート12畳までの広めの部屋を暖めたい場合は、FW-3226NCとトヨトミのLC-33FFが同じクラスです。
FH-M2526Yはそれよりひと回り小さな部屋に向いています。
目的別に選ぶなら
使っていないときの電気代を抑えたい
コロナ ヒーター 2026年モデル(FH-M2526Y)
| 待機時消費電力 | 0.9 W |
|---|
FH-M2526Yの待機時消費電力は0.9Wで、FW-3226NCの1Wより0.1W少なくなっています。差はわずかですが、シーズン中はコンセントを挿したままにしておく暖房器具なので、使わない時間の電気も減らしたい人にはこの差が選ぶ理由になるのではないでしょうか。
燃焼中の消費電力も14~8.5Wと低いため、運転中も含めて電気をあまり使わない機種です。
部屋のあいだを動かしやすい軽さがほしい
ダイニチ ヒーター 2026年モデル(FW-3226NC)
| 質量 | 7.4 kg |
|---|
FW-3226NCの質量は7.4kgで3機種の中でいちばん軽く、次に軽いLC-33FFと比べても0.3kg軽くなっています。朝はリビング、夜は寝室というように1台を部屋から部屋へ動かす使い方なら、持ち上げるたびにこの軽さが効いてくるはずです。
しかもタンク容量は5Lあるので、軽くしたぶんタンクが小さくなっているわけではありません。
どれを選ぶべきか
コロナヒーター 2026年モデル(FH-M2526Y)
木造7畳・コンクリート9畳までの、比較的小さな部屋を暖めたい人に向いています。燃焼時の消費電力は14~8.5Wと低く、弱燃焼時の運転音も21dBなので、寝室や書斎のように静かに長く使う部屋と相性が良い機種といえます。
一方でタンク容量は3.6Lと、ほかの2機種より1.4L少ないため給油の回数が増えやすくなります。また、本体がいちばん小さいのに、質量は7.9kgで3機種の中でいちばん重くなっているのです。
ダイニチヒーター 2026年モデル(FW-3226NC)
木造9畳・コンクリート12畳までの部屋を暖めたい人のうち、部屋のあいだで動かすことも多い人に向いています。火力は最小0.74kWまで絞れるので、LC-33FFと同じ広さのクラスでありながら、部屋が暖まったあとに控えめに燃やし続けやすくなっているのがうれしいところです。
弱いところは燃焼時の消費電力で、大火力時98W・小火力時52Wは、FH-M2526Yの14~8.5Wを大きく上回ります。点火までの35秒も、FH-M2526Yの秒速点火7秒より28秒長くかかります。
トヨトミヒーター 2025年モデル(LC-33FF)
暖房出力の最大は3.25kWで3機種の中でいちばん高く、木造9畳・コンクリート12畳までの部屋をしっかり暖めたい人に向いています。タンク容量も5Lあるため、広めの部屋で長く燃やし続ける使い方にも合わせやすい機種でしょう。
反対に、最小出力は0.79kWで3機種の中でいちばん高くなっています。部屋が暖まったあとに火力を小さく絞りたい場合は、最小0.74kWのFW-3226NCや0.66kWのFH-M2526Yのほうが控えめに運転できます。



